米General Motors（GM）の欧州子会社Opel（リュッセルスハイム）がプラグインハイブリッド車「Ampera」の納車を見合わせている。姉妹モデルのChevrolet「Volt」が当局のテストで発火したことを受けた措置。AmperaはOpelのブランドイメージ改善のカギを握るモデルであるため、技術的なトラブルを理由とする販売延期は痛手となりそうだ。各種メディアが13日報じた。
\米道路交通安全局（NHTSA）は5月にVoltのクラッシュテストを実施。車体の強度には問題がなかったものの、衝突のしばらく後にバッテリーが発火した。その後の調査で韓LG化学製リチウムイオン電池の冷却システムが衝突時に破損し電池が発熱したことが分かった。NHTSAはこの事実を11月になって公表した。
\Amperaはドイツとフランス、スイス、ベルギー、オランダの5カ国ですでにディーラーへの引き渡しが始まっており、あとは顧客への納車を待つばかりとなっていた。
\
