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2012/1/4

経済産業情報

2011年乗用車新車登録8.8%増に

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2011年の乗用車新車登録台数は317万3,634台で、前年に比べ8.8%増加した。大型車が30.3%増えたほか、バンとオフロード車もそれぞれ27.3%、22.0%拡大。一方、超小 […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2011年の乗用車新車登録台数は317万3,634台で、前年に比べ8.8%増加した。大型車が30.3%増えたほか、バンとオフロード車もそれぞれ27.3%、22.0%拡大。一方、超小型車は12.4%減と振るわなかった。ドイツ車は新車全体の64.7%を占めた。

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ディーゼル車の割合は47.1%で、前年の41.9%から大きく拡大した。電気自動車とハイブリッド車の台数はそれぞれ2,154台、1万2,622台だった。欧州排ガス基準「ユーロ5」に対応した車両は97%。走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は前年の平均151.7グラムから同146.1グラムへと5.6グラム減少した。トレンドカラーはブラウンとホワイトで、それぞれ81.7%、22.3%増加している。

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ドイツ車はスマートが1.4%増、メルセデスも1.6%増と伸び悩んだもののオペルは9.0%増加。それ以外のブランドは10%以上の伸びを確保した。

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ルノー/ダチアとシュコダは登録台数をともに30%以上落としたものの、シェアはそれぞれ5.3%、4.5%となり、輸入車1位、2位を維持した。また、現代は登録台数を16.9%増の8万6,866台へと大きく拡大。シェアを2.5%から2.7%に広げ、トヨタ/レクサス(2.7%から2.6%に低下)とプジョー(2.9%から2.6%に低下)を追い抜いた。

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日本車は三菱(20.8%増の3万50台)と日産/インフィニティ(15.5%増の7万874台)が2ケタ台の伸びを記録し、トヨタ/レクサス(5.7%増の8万3,204台)とスズキ(5.7%増の3万4,418台)も前年実績を上回った。ホンダ(3.1%減の2万9,487台)とマツダ(10.6%減の4万1,330台)、スバル(20.0%減の6,210台)、ダイハツ(26.0%減の3,932台)は振るわなかった。

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12月の乗用車新車登録台数は23万371台で、前年同月を6.9%上回った。

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