ドイツ自動車工業会(VDA)によると、ドイツ車の走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は昨年、平均値が146.3グラムとなり、前年を4.1%下回った。減少幅は輸入車の3.3グラムを大きく上回っている。
\直近の11月のデータをみても、輸入車が前年同月比2.7%減の143.0グラムだったのに対し、ドイツ車は同3.8%減の143.4グラムと低下幅が大きく、排出量の差はほとんどなくなっている。ドイツ車に占める大型モデルの割合が多いことを踏まえると、環境性能が高まっていることが分かる。VDAのマティアス・ヴィスマン会長は「独自動車業界の技術力の明白な証しだ」と胸を張る。
\CO2排出量が130グラム未満のドイツ車は400種類を超え、同120グラム未満も約210種類に上る。CO2排出量130グラムの車両は約5リッターの燃料で100キロを走行できる。フォルクスワーゲン(VW)の小型車「Polo 1.2 TDI」は同燃費が3.3リッターで、1リッターで30キロを走行できる計算だ。
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