2009年に有給休暇を完全消化しなかったフルタイムの被用者は36.8%に上ることがドイツ経済研究所(DIW)の最新週報に掲載された論文で分かった。雇用規模の小さな企業と、若手や採用から間もない被用者でその傾向が強いという。
\ドイツの労使協定で定められた年次有給休暇(フルタイムの被用者)の日数は平均30日に上る。だが、実際に消化されるのは27日程度で、約12%は消化されていない。
\同論文の執筆者は若手や採用から間もない被用者で未消化率が高いことについて「モチベーションが極めて高いとのサインを上司に送りたいため」と推測している。
\執筆者によると、有給休暇を消化し切らない被用者はその翌年に病欠する比率がそうでない被用者に比べて明らかに高いという。
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