欧州連合(EU)のギュンター・エッティンガー欧州委員(エネルギー政策担当、独バーデン・ヴュルテンベルク州元首相)は地方紙『ライニッシェ・ポスト』のインタビューで、独エネルギー2大大手のエーオンとRWEは合併すべきだとの認識を示した。エクソン、シェブロン、ガスプロムなど世界的な大手に比べると規模が小さく、国際競争で対等に張り合えないと考えているためだ。ただ、両社とEnBW、バッテンフォールを合わせた4社は独発電市場の8割強を握っており、合併の壁は高い。独連邦カルテル庁の広報担当者はメディアの問い合わせに対し「そうした案件であれば厳格な審査を行うのは確かだ」との立場を表明した。エーオンとRWEはコメントを控えている。
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