列車の乗客5人が吐き気や指のしびれを訴えて病院で手当てを受ける事件が19日朝、ドイツ中部で起きた。5人は不審な男性から紙切れを受け取っており、警察はこの人物の行方を追っている。
\事件が起きたのはハイデルベルク発フランクフルト行きのローカル列車。25~30歳とみられる男性が「お前たちは皆、感染した」と書かれた紙切れを乗客5人に手渡した。乗客は当初、単なるジョークと思っていたが、やがて気分が悪くなり、途中のランゲン駅で下車。病院に運ばれた。
\警察の調べでは紙切れからは有毒な化学物質が検出されておらず、乗客がなぜ気分が悪くなったかは解明されていない。犯人とみられる男性は角張った顔をしており、身長は180センチ程度。黒いダウンジャケットと黒い手袋、ブルージーンズを着用していたという。
\