ハンブルク港マーケティング協会が13日発表した同港の2011年のコンテナ積み替え量は前年比14.2%増の900万TEU(20フィートコンテナ換算)となり、3年ぶりに欧州2位へと返り咲いた。積荷の取扱量は9.1%増の1億3,200万トン。今年もコンテナ積み替え量と積荷の取扱量がそれぞれ5~6%増加すると予想している。
\ハンブルクのコンテナ積み替え量は09年に前年を約30%下回る700万TEU強へと急減。ベルギーのアントワープ港に抜かれて3位に転落した。主要港と地方港を結ぶフィーダー船の需要がハンブルク港からアントワープ港や蘭ロッテルダム港に流れたことが響いた。2011年は欧州コンテナ積み替え市場でシェアを前年比1.3ポイント増の23.9%に拡大。アントワープ(同23%)を再び背後に追いやった。ロッテルダムはシェア31.5%で1位を保っている。
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