ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年2月の生産者物価指数は前年同月比で3.2%増加したものの、上げ幅は2010年6月以来の低水準となった。景気の減速が反映された格好で、エネルギー除いたコアの上昇率は1.6%にとどまった。
\エネルギーの価格は6.9%上昇した。上げ幅が特に大きかったのは灯油と天然ガスで、それぞれ20.0%、15.5%を記録。ガソリンは9.5%、軽油は8.6%だった。電力は1.7%低下した。
\財の種類別では、非耐久消費財の上げ幅が最も大きく3.7%に上った。食料品は4.7%上昇、砂糖とマーガリンはそれぞれ37.6%、12.9%高くなった。
\耐久消費財は2.2%、投資財は1.1%、中間財は0.5%の幅でそれぞれ上昇した。中間財では自動車用タイヤが12.0%高くなった一方で、飼料は7.5%低下。圧延鋼も5.7%下がった。
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