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2012/3/21

経済産業情報

家計消費支出額、肉類は20年で約2割減

この記事の要約

連邦統計局が14日発表した個人消費支出動向によると、2011年の家計消費支出額(ラスパイレス連鎖基準方式による消費者物価指数ベース、インフレを加味した実質)は20年前(1991年)に比べ1.2倍に拡大した。詳細をみると、 […]

連邦統計局が14日発表した個人消費支出動向によると、2011年の家計消費支出額(ラスパイレス連鎖基準方式による消費者物価指数ベース、インフレを加味した実質)は20年前(1991年)に比べ1.2倍に拡大した。詳細をみると、肉類の支出額が17.8%減少した一方で、余暇・文化関連は46.6%増加するなど、消費スタイルの変化がうかがわれる。

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食料品関連では野菜(35.1%増)、魚介類(15.3%増)の支出が伸びた。アルコール飲料はワインが4.7%伸びたものの、ビールと蒸留酒はそれぞれ13.8%、38.8%減少。全体でも17.1%落ち込んだ。

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住居関連支出では家具が8.4%、ガラス製品が36.6%減少した一方、家事用品は9.0%、家庭用工具は12.8%増加した。

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余暇・娯楽・文化関連支出で特に大きく伸びたのはテレビ、パソコン、周辺機器などの電子機器(320.7%増)だった。新聞・書籍・文房具は4分の3の水準に低下、楽器も同3分の2に落ち込んだ。

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