商用車大手のMANは13日、親会社のVolkswagen(VW)が同社株を市場で買い増し出資比率を引き上げたと発表した。VWの狙いは明らかにされていない。出資比率を今後さらに拡大して75%超とすると、支配・利益移転契約を結べる。
\VWは昨年、同社と子会社Scania、およびMANの3社からなる商用車連合の実現に向けてMANに対する株式公開買い付け(TOB)を実施。11月9日付で出資比率を従来の約30%から55.9%(普通株ベースでは53.71%)に引き上げた。その後も市場で買い増して同年末には59.58%(同57.33%)へと拡大した。
\VWは今年に入ってからも買い増しを続けており、今月12日付で73.00%(普通株71.08%、優先株26.46%)を確保した。
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