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2012/4/25

経済産業情報

ブンデスリーガの放映権料が過去最高に、ドイツテレコムは落札逃す

この記事の要約

サッカーのブンデスリーガを運営するドイツサッカー連盟(DFL)は17日、1部・2部リーグの2013~17年シーズンの放映権入札の結果を発表した。フリーテレビ放映ではこれまで同様、ドイツ公共放送連盟(ARD)とドイツ第二テ […]

サッカーのブンデスリーガを運営するドイツサッカー連盟(DFL)は17日、1部・2部リーグの2013~17年シーズンの放映権入札の結果を発表した。フリーテレビ放映ではこれまで同様、ドイツ公共放送連盟(ARD)とドイツ第二テレビ(ZDF)が落札し変動がなかったものの、インターネットプロトコルテレビ(IPTV、ブロードバンドサービスを利用したビデオコンテンツ配信)と携帯端末向け放送(モバイルテレビ)では出版大手Axel Springer(『Bild』『Die Welt』紙など)が初めて放映権を獲得。ドイツテレコムは落札を逃した。権料総額は09-13年シーズンの約1.5倍の25億ユーロ(シーズン当たり6億2,800万ユーロ)で過去最高。

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ペイテレビ部門ではSkyが衛星、CATV、インターネット(ウェブ)配信で来シーズン以降も権利を獲得した。同社はまた、IPTVとモバイルテレビでも、有力候補だったドイツテレコムを破って初めて放映権を勝ち取った。Skyによると、落札額は1シーズン当たり4億8,570万ユーロに上る。ただ、同社はIPTVとモバイルテレビのサービスを行っていないため、ドイツテレコムやボーダフォンなどの競合に譲渡することを検討している。

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Axel Springerは全ての試合のビデオクリップ(1分30秒~6分)を、試合終了1時間後からウェブおよびモバイルテレビで有料(翌日0時以降は無料で)配信できる。

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