独キッチン家具メーカーの業界団体AMKがこのほど発表した2011年の業界売上高は前年比6.3%増の96億6,000万ユーロとなり、3年連続で拡大した。国内販売と輸出がともに好調だった。木材や金属など原料の価格が大きく上がったため、利益の上げ幅は売上成長率を下回ったという。
\国内売上高は56億5,000万ユーロで、前年から6.5%増加した。好景気のほか、住宅需要が増えていることがプラスに働いたもようだ。
\輸出高は6.0%増の40億1,000万ユーロだった。スペイン、イタリア、ギリシャ、ポルトガルなど債務危機に苦しむ国向けは低迷したものの、中国をはじめとする新興国向けが好調で、全体が押し上げられた格好。新興国の富裕層の間ではドイツ製高級キッチン家具を持つことがライフスタイルとして大きな意味を持つという。
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