エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は16日、ガスパイプライン運営子会社Open Grid Europe(OGE)を、豪金融大手Macquarieを中心とするコンソーシアムに売却することで合意したと発表した。売却金額は32億ユーロ。取引の成立には独連邦カルテル庁と独連邦経済省の承認が必要で、クロージングは第3四半期になる見通しという。
\OGEはドイツに計1万2,000メートルのガスパイプラインを持ち、ロシア、ノルウェー産の天然ガスを国内のほか、南欧や西欧に輸送するうえで重要な役割を果たしている。Macquarieはインフラ産業への投資を強化しており、今回の買収は欧州インフラ投資ファンド子会社Macquarie European Infrastructure Fund 4を通して行う。
\Eonは2013年末までに計150億ユーロの資産を売却し、債務の圧縮と新規投資に充てる方針を打ち出している。
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