欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/5/30

経済産業情報

一般世帯の金融資産、過去最高の4.7兆ユーロに

この記事の要約

独連邦銀行(中銀)が24日発表した国内一般世帯の2011年第4四半期の金融資産総額は前年同期を567億ユーロ上回る4兆7,148億ユーロとなり、過去最高を更新した。好景気と雇用の安定を背景に可処分所得が増加したことが大き […]

独連邦銀行(中銀)が24日発表した国内一般世帯の2011年第4四半期の金融資産総額は前年同期を567億ユーロ上回る4兆7,148億ユーロとなり、過去最高を更新した。好景気と雇用の安定を背景に可処分所得が増加したことが大きい。

\

項目別では現金・預金の増加幅が最も大きく、前年同期を667億ユーロ上回った。消費者の安全志向が反映された格好で、特に現金・当座預金が大幅に伸びた。また、国内銀行への信頼回復を受け、定期預金も増加した。保険も堅調に推移している。

\

一方、株式は相場の下落を受けて額が目減り。国債などの固定金利証券や投資証券も低下した。

\

一般世帯の債務総額は159億ユーロ増の1兆5,498億ユーロへと拡大した。住宅金融の需要増が背景にある。債務を除いた純資産総額は3兆1,650億ユーロで、前年同期から411億ユーロ増加した。

\