化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は5月31日、ベルギーのアントワープにポリアミド樹脂の新工場を建設すると発表した。自動車産業を中心に需要が世界的に拡大していることに対応する。
\投資規模は約7,500万ユーロで、2014年第1四半期から操業を開始する。年産能力は約9万トン。同社は新工場の近くに、ポリアミドの原料であるカプロラクタムの生産施設を持っており、昨年、生産能力を拡張したばかりだ。
\自動車産業では車両の軽量化に向け金属部品を樹脂部品に置き換える動きが加速しており、同社は高性能樹脂の世界需要が2020年まで年率5~6%のスピードで拡大すると予想。過去2年間で樹脂工場の建設・拡張に計1億8,500万ユーロを投資してきた(アントワープの新工場を含む)。
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