欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/6/6

企業情報

Conergy AG―パキスタンで大型受注―

この記事の要約

太陽電池大手の独Conergy(ハンブルク)は4日、プロジェクト事業者のEnsuntと共同でパキスタンの太陽電池発電パーク建設事業を受注したと発表した。発電能力は50メガワットで、太陽光発電では同国最大。受注高は1億3, […]

太陽電池大手の独Conergy(ハンブルク)は4日、プロジェクト事業者のEnsuntと共同でパキスタンの太陽電池発電パーク建設事業を受注したと発表した。発電能力は50メガワットで、太陽光発電では同国最大。受注高は1億3,600万~1億5,200万ユーロで、Conergyには6,000万~7,000万ユーロが入るという。パキスタン政府と同国のエネルギー事業者DACC Power Generation Company Limited(DPGCL)から受注した。

\

発電パークはパンジャブ州バハーワルプール市に建設する。Conergy製の太陽電池モジュール21万枚を設置。今秋に着工し完成は来年後半以降を見込む。年間発電量は78ギガワット時強で、3万500世帯の電力需要に相当する。

\

パキスタンには国内需要に見合った発電能力があるにもかかわらず、設備が老朽化しているため、停電が日常茶飯事となっている。地域によっては1日当たりの停電時間が18時間に及ぶという。政府はこうした事態の打開に向けてバハーワルプール市に最新技術を採用したソーラー発電パークを建設する。

\