発光ダイオードに関する自社の特許を侵害されたとしてシーメンスの照明子会社オスラムが韓国の家電大手LGと販売店を相手取って起こしていた係争で、独ハンブルク地方裁判所は21日、LGによる特許侵害を認め、当該特許を使用するLG製テレビ・パソコン用ディスプレーの販売を差し止める判決を下した。裁判官は上告を認めており、判決は確定していない(訴訟番号:327 O 378/11 )。
\係争の対象となっている特許は、疑似白色LEDをバックライトに使用することに関する技術(独特許番号:DE 196 55 185)。オスラムは2011年6月、同特許が無断使用されたとしてLGとサムスン、および特許侵害製品を販売する家電量販店を相手取り、国内販売差し止めと損害賠償を求める裁判を起こした。今回の係争はLG(メーカーと当該製品の販売店)が対象で、サムスンは含まれていない。メディア報道によると、被告の販売店はメディアマルクトとサターンの計3店舗。
\