ドイツ連邦統計局が6月29日発表した2012年5月の小売売上指数は前年同月を名目で1.0%上回ったものの、物価を加味した実質では1.1%減少した。実質減となるのは2カ月連続。比較対象の11年5月に比べ営業日数が2日少なかったことが響いた。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が0.1%増、物価調整値が0.3%減だった。
\前年同月比の実質変動率(物価調整値)を部門別でみると、非食料品店は1.7%減と大きく落ち込んだ。特に通販(4.1%減)と繊維・衣料品・靴・革製品販売店(2.4%減)、コスメティック・医薬・医療品店(2.2%減)で減少幅が大きい。食料品店は0.1%増加した。
\1~5月の小売売上は前年同期を名目で2.3%上回り、物価調整値も0.3%拡大した。
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