独農業機械業界が好調だ。ドイツ機械工業連盟(VDMA)農業機械部会がこのほど発表した業界動向によると、2011年の生産高は前年比27%増の69億8,400万ユーロに拡大した。コンバインハーベスター、フォレージハーベスター、草刈機(モア)などが特に好調だった。
\独メーカーの生産高は国内が26%増の19億8,500万ユーロ、輸出が28%増の49億9,900万ユーロ。主な機械の生産台数はコンバインハーベスターが47%増の8,026台、フォレージハーベスターが35%増の2,548台、草刈り機が25%増の1万8,474台、試料用収穫機械(テッダー/レーキ)が23%増の1万9,039台だった。
\国内市場規模(国内生産高-輸出高+輸入高)は23%増の47億5,800万ユーロだった。
\独業界の好調は今年に入っても続いており、1-3月期の売上高は四半期ベースとして過去最高の22億3,000万ユーロに達した。今後は欧州債務危機などの影響で新規受注が鈍化するものの、豊富な受注残高に支えられ、2012年通期の売上高は5%増の74億ユーロに拡大する見通しという。
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