工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)は16日、インド東部のオリッサ州に空気分離装置を2基建設すると発表した。鉄鋼大手のTata Steelがカリンガナガール工業団地内に設置する工場向けに酸素などを供給する。投資コストは約8,000万ユーロを見込む。
\Tata Steelが同工業団地内に設置する施設は2014年から操業を開始する。年産能力は当初300万トンで、中期的に1,200万トンへと引き上げられる予定。
\Lindeは同施設向けに酸素と窒素、アルゴンを供給する。日産能力は1基当たり1,200万トン。同社はこれとは別に地域市場向けに液化ガスを供給するほか、カリンガナガールにパイプライン網を設置してタタ以外の鉄鋼メーカーにも工業ガスを提供する意向だ。
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