太陽電池装置製造装置メーカーのCentrotherm(ブラオボイレン)は11日、ウルム区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。顧客企業の相次ぐ経営破たんや業績不振を背景に経営が急速に悪化、6月には取引信用保険の適用が停止されていた。今後は自己管理型の経営再建を目指す。
\太陽電池価格の急落を受けて顧客メーカーが新規投資を控えていることがCentrothermを直撃した。今年第1四半期には売上高が前年同期比で約60%減少、最終損益は前年同期の黒字(1,220万ユーロ)から3.060万ユーロの赤字へと転落した。
\今後は太陽電池製造装置の需要減を踏まえて生産能力を引き下げ、コスト削減も実施する。半導体製造装置事業の強化にも取り組む。
\