ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月31日発表した同月の失業者数は287万6,000人となり、前月から6万7,000人増加した。季節要因が最大のマイナス材料で、季節要因を除いた実質の増加幅は7,000人にとどまった。求人指数BA-Xは前月から2ポイント減の162に低下。2カ月連続で落ち込んだ。失業率は0.2ポイント上昇し6.8%となった。
\7月に失業者数が増加するのは新卒者が失業登録をするほか、バカンスシーズン入りを受け多くの企業が新規採用を見合わせるためだ。このほか、四半期末で労働契約を解除するケースが多い関係で、第3四半期の最初の月である7月は失業者数が増えやすいという事情もある。
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