ドイツ連邦統計局が7月30日発表した2012年4月の協定賃金(農業・家事手伝いを除く)は前年同月比で平均2.2%上昇し、2010年1月以来の大きな上げ幅となった。好景気が反映された格好。
\上昇率が最も大きかったのは「その他のサービス(人材派遣、警備、清掃など)」で4.1%を記録。これに教育(同4.0%)、行政・防衛・社会保険機関(3.6%)、交通・物流(3.0%)が続いた。
\製造業は上げ幅が最も小さく0.8%にとどまったものの、これは主要産業の賃上げが11年5月~12年4月の間に行われなかったため。製造業で最大の金属業界(自動車、機械、電機など)では今年5月に4.3%、化学業界でも6月に4.5%の賃上げが行われた。
\