ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2012年9月の乗用車新車登録台数は25万82台で、前年同月を10.9%下回った。減少は3カ月連続。新車受注は減少傾向にあり、1-9月期の新車登録台数も前年同期比1.8%減の235万8,798台へと落ち込んだ。
\1-9月期に新車登録が増えた部門は超小型(19.1%増)、オフロード車(18.4%増)、キャンピングカー(10.8%増)、ミニバン(9.2%増)のみで、残りはすべて減少。大型車では減少幅が16.2%に上った。電気自動車とハイブリッド車の登録台数はそれぞれ2,023台、1万5,771台。新車に占めるディーゼル車の割合は48.0%、走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は平均142.5グラムだった。
\9月の新車登録が最も大きく伸びたブランドはスバルで、前年同月比85.8%増の797台に拡大した。これにボルボが20.5%増の3,162台で続き、現代(19.3%増の8,303台)、ランドローバー(18.7%増の743台)、起亜(14.8%増の4,323台)、ジャガー(13.9%増の369台)、シュコダ(11.4%増の1万5,236台)も2ケタ増を確保した。
\ドイツ車はBMW/ミニが9.3%増の2万6,006台に拡大した以外は軒並み減少した。特に大衆車のオペル(25.6%減の1万6,996台)、フォード(22.5%減の1万5,992台)、フォルクスワーゲン(20.1%減の5万1,363台)と高級車のポルシェ(19.6%減の1,590台)は後退幅が20%前後に達している。メルセデスは11.0%減の2万2,748台、スマートは10.7%減の1,833台、アウディは5.9%減の1万9,282台だった。
\スバル以外の日本車ではトヨタ/レクサス(4.9%増の8,606台)、ホンダ(0.9%増の2,996台)、スズキ(0.2%増の2.525台)が増加。マツダ(10.1%減の3,616台)、三菱(20.9%減の1,983台)、日産/インフィニティ(32.9%減の5,127台)、ダイハツ(53.3%減の113台)は落ち込んだ。
\輸入車は一部のブランドを除いて振るわなかった。主なブランドの実績はセアトが2.8%減の5,806台、シトロエンが4.8%減の4,842台、シボレーが9.9%減の2,442台、ルノー/ダチアが16.7%減の1万1,105台、フィアットが20.8%減の5,343台、プジョーが22.8%減の5,164台。
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