ドイツの11都市圏のうち平均月給が最も高い地区はシュツットガルト(2,991ユーロ)であることが、連邦雇用庁(BA)傘下の労働市場・職業研究所(IAB)が17日に発表したレポートで分かった。月収が高いのはミュンヘン、フランクフルト/ライン・マイン、ライン・ネッカーなどの南部に集中。旧東独のハレ、ライプチヒを中心とする中部ドイツは1,908ユーロで、シュツットガルトを1,000ユーロ以上下回った。全体的には西高東低のほか、南高北低の傾向も見てとれる。
\11都市圏の中央値は2,615ユーロで、中部ドイツはこれを700ユーロ以上下回った。同じく東部のベルリン・ブランデンブルク(2,241ユーロ)も中央値を374ユーロ下回っている。
\北部ではハンブルク(2,721ユーロ)が中央値を上回ったものの、ブレーメン・オルデンブルク(2,489ユーロ)は100ユーロ以上、下回った。
\IABは各都市圏間の給与格差が大きい理由について◇月給が高い地域には知識集約型の産業が集中している◇被用者の熟練度が地域のより異なる◇物価水準も地域により異なる――などを挙げた。
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