特許薬業界団体の研究開発型製薬工業会(VfA)は2日、ドイツ市場に新規投入される特許薬が今年は25種類を超える見通しだと発表した。全体の約5分の1はがん治療薬で、そのうち3種類は患者に有効かどうかを調べたうえで投与するオーダーメイド医療で利用される。
\生活習慣病である2型糖尿病の治療薬も4~5種類が新たに投入される。そのなかにはSGLT2阻害剤が1つある。多発性硬化症治療薬は4種類で、内訳は経口薬が3種類、点滴薬が1種類。このほか、結核治療薬が約50年ぶりに発売される。同薬は多剤耐性結核菌に感染した患者を対象としたもので、同じタイプの別の新薬も今年末か来年初頭に投入見通しという。
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