独コスメティック製品大手Beiersdorf(ハンブルク)の中国事業が上向いてきたもようだ。シュテファン・ハイデンライヒ社長は18日の株主総会で「中国市場シェアが今年初から拡大している。特にヘアケア分野が好調だ」と明言した。
\同社は2007年、中国事業の強化に向けて現地ヘアケア用品メーカーC-Bons Group(糸宝集団)を買収した。だが、同子会社の業績は低迷。Beiersdorfは巨額の減損処理を実施し、中国事業を実質的にゼロから再スタートさせた経緯がある。今後は急増する都市中間層を取り込んでスキンケアブランド「Nivea」も同国市場に浸透させる意向だ。
\2013年の業績については売上成長率で市場成長率(3~4%)を上回る4~5%の実現を目指す。売上高営業利益率は12年の11.5%から12.2%に引き上げるとしている。
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