ドイツ連邦統計局が4月30日発表した2013年3月の国内小売売上指数(自動車販売店を除く)は前年同月を名目で1.4%下回り、物価を加味した実質では2.8%減少した。比較対象の12年3月に比べ営業日数が2日少なかったことが影響。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目がプラマイ0%、物価調整値がマイナス0.3%だった。
\前年同月比の実質変動率を分野別でみると、落ち込みが大きかったのは非食料品店で6.2%減少した。繊維・衣料品・靴・革製品店では減少幅が12.7%に達している。暖冬で冬物衣料の売れ行きが悪かったため春夏物の販売を前倒ししたものの、3月に入ると気温は大きく低下。平均気温は前年同月を7度も下回り、販売不振が加速した格好だ。このほか、家具・家電・DIY用品店も8.3%減と振るわなかった。食料品店は1.4%増加した。
\1-3月期の小売売上は前年同期を名目で0.4%上回ったものの、物価調整値は1.0%減少した。
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