化学大手の独BASF（ルートヴィヒスハーフェン）が4月26日発表した2013年1-3月期（第1四半期）決算の営業利益（EBIT）は21億6,900万ユーロとなり、前年同期比で16.5％減少した。農薬、石油・天然ガス事業が好調だったものの、高機能製品（添加物、医薬品成分など）、機能性化学品（自動車・建設業向け製品）事業が低迷。前年同期のような多額の資産売却益がなかったことも減益要因で、最終利益も15.1％減の14億4,600万ユーロに落ち込んだ。
\売上高は197億3,800万ユーロで、4.8％増加した。部門別では石油・天然ガスが19.7％増の46億4,600万ユーロ、農薬関連製品が17.3％増の15億5,600万ユーロ、機能性化学品が0.3％増の41億8,100万ユーロ、高機能製品が2.1％減の38億8,000万ユーロ、化学品が2.6％減の43億9,600万ユーロとなっている。
\EBITは化学品が16.9％増の6億5,000ユーロ、農薬関連製品が17.4％増の4億9,200万ユーロと成長を確保。高機能製品は14.5％減の3億6,700万ユーロ、機能性化学品は17.2％減の2億4,000万ユーロ、石油・天然ガスは1.6％減の6億3,000万ユーロに落ち込んだ。
\売上高を地域別でみると、欧州は8％増の122億3,800万ユーロ、アジア・太平洋も4％増の28億2,400万ユーロと増収を確保。北米は2％減の37億2,100万ユーロ、南米・アフリカ・中東は6％減の9億5,500万ユーロと振るわなかった。
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