プレハブ住宅の需要が拡大している。エネルギー効率が高いうえ、住宅ローン金利も低下しているためだ。中堅メーカーFingerhaus(フランケンベルグ)のマティアス・シェーファー社長への取材をもとに4月29日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\プレハブ住宅は特に南ドイツで人気が高い。一世帯住宅に占めるプレハブ住宅の割合はバーデン・ヴュルテンベルク州で4分の1、ヘッセン州で5分の1、バイエルン州で6分の1に達する。一方、北部のニーダーザクセン州では15分の1にとどまる。
\Fingerhausは2008年の経済不況で売り上げを落としたものの、その後は安定して売り上げを伸ばしている。一軒当たりの販売価格は22万ユーロ、床面積は140平方メートル。中間層をターゲットとしている。昨年の売上高は9%増の1億4,400万ユーロだった。今年は3%の値上げを実施し、引き続き売り上げを拡大する計画だ。販売数710軒を見込んでいる。
\今後はミュンヘン工科大学とカッセル大学の協力を得て開発した鉄筋コンクリート式の住宅にも注力する。
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