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2013/5/8

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業受注2カ月連続増加、3月+2.2%に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が7日発表した2013年3月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.2%増(暫定値)となり、2カ月連続で上昇した。大型受注の規模が平均を大幅に上回ったことが大きい。ドイツを除くユ […]

ドイツ連邦経済省が7日発表した2013年3月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.2%増(暫定値)となり、2カ月連続で上昇した。大型受注の規模が平均を大幅に上回ったことが大きい。ドイツを除くユーロ圏からの受注が4.2%増加。国内とユーロ圏外もそれぞれ1.8%、1.9%伸びた。

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部門別では中間財の増加率が最も大きく、3.6%に達した。ユーロ圏と国内がそれぞれ6.5%、4.0%拡大。ユーロ圏外も0.1%ながら増加した。

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投資財はユーロ圏が3.8%、ユーロ圏外が2.8%増えて全体をけん引。国内は0.1%減少したものの、全体では2.0%拡大した。

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消費財は0.7%減少した。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ1.4%、1.9%減少して足を強く引っ張った格好。国内は0.5%増加した。

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大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみても、2~3月は前の期の12~1月を2.6%上回った。国内が3.0%増加。ユーロ圏とユーロ圏外も各1.3%、2.5%伸びた。投資財が2.9%、中間財が2.7%増えており、経済省は好ましい傾向だと指摘。「独製造業は弱含みの局面を徐々に脱しつつあるようだ」との見方を示した。第1四半期全体の製造業受注は前期比で0.4%増加した。

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