独半導体大手Infineon(ミュンヘン)のラインハルト・プロス社長は2日の決算発表で「谷は過ぎた」と述べ、業績が好転していることを明らかにした。競合の米Texas Instrumentsも需要が回復したとしており、半導体業界の景気は上向いてきたようだ。
\Infineonの1-3月期(第2四半期)の営業利益は6,800万ユーロだった。前年同期に比べると53%少ないものの、前期比では55%拡大。自動車向け部門では前期比の増加幅が85%、産業向けでも同40%に達した。売上高は前期比8%増の9億1,800万ユーロ、最終利益は同74%増の3,300万ユーロに拡大した。
\同社によると、4-6月期はすべての事業分野が成長に寄与する見通しで、売上高営業利益率は1-3月期の7.4%から約10%に上昇するとみている。10-12月期は5.2%だった。
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