欧州航空機大手のAirbus(トゥールーズ)は超大型機「A380」の主翼の修理を独東部のドレスデン工場で行う。地元紙が報じ、同社が追認した。
\A380では昨年、翼小骨と翼外板をつなぐ翼小骨脚という合金金具に亀裂が生じる問題が発生した。これまではドレスデン工場を運営する子会社Elbe-Flugzeugwerke Dresden (EFW)の技術者が世界各地に出向いて修理してきたが、5月19日からは同工場で行う。修理には2~3カ月を要するという。ドレスデン工場は稼働率が低迷しており、AirbusはA380の修理を振り向けることで向上させる意向だ。
\A380はこれまでに約100機を顧客に納入した。修理費用は合わせて3億ユーロに上る見通し。
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