風力発電パークの開発・運営を手がける独Windreich(ヴォルフシュルーゲン)が従業員数を削減する。経営不振を受けて事業を大幅に整理するためで、全従業員(計130人)の6分の1を解雇する。創業者のヴィリー・バルツ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙に明らかにした。
\今後は経営資源を洋上風力発電パーク事業に絞り込む。これに伴い陸上風力発電、Eモビリティ(電力を動力源とする交通手段・システムの総称)事業から撤退。両事業と管理部門で従業員を削減する。
\バルツ社長をはじめ同社の経営陣に対しては現在、シュツットガルト検察当局が粉飾決算や倒産遅延、市場操作などの容疑で捜査を進めている。同社長はFAZ紙に対し、資金繰りの問題は解決したとして、倒産の可能性はなくなったとの見解を強調した。
\