出張者の29%が旅行中にかなりのストレスを感じており、60%以上が時間のロスを経験している。独旅行連盟(DRV)の統計などをもとに13日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\航空機の遅延や目的地と離れた場所での宿泊など、出張者のストレスは多い。DRVが出張において重要な項目をアンケート調査したところ、◇最短距離で目的地までたどり着く(89%)◇旅行中の生産性(80%)――が上位を占めた。
\一方、出張マネージメント会社CWT Solutions Groupは7300人に聞き取り調査を行い、出張の主なストレス要因として◇トランクの紛失、遅延(79%)◇インターネットの接続環境(77%)◇長距離フライトの際に窮屈なエコノミークラスを利用(73%)――など33項目を突き止めた。
\出張1回当りの時間のロスは6.9時間に上った。金額に換算すると662ドルで、出張旅費の79%に相当する。CWTのファラート社長は「多くの企業は出張の際に格安航空券や安いホテルを手配しがちだが、結果的に大きな損失である」と指摘している。
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