景気減速を受けて、独ホテル業界の成長が鈍化している。業界紙『AHGZ』が発表した上位200軒の売上高は昨年3.9％増加したものの、成長率は前年の5.7％から1.8ポイント低下。増収となったホテルは前年の87.4％から79.8％に減少した。17日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\売上ランキングの上位3軒は前年と変わらず、1位はBayerischer Hof（売上高5,960万ユーロ）、2位はEstrel Berlin(同5,390万ユーロ)、3位はSheraton Frankfurt（同5,080万ユーロ）だった（グラフ参照）。
\AHGZによると、業界を取り巻く環境は厳しくなっている。欧州経済の低迷を背景に出張費を抑制する動きが広がっているうえ、格安ツアーも増加しているためだ。秋の連邦議会（下院）選挙で政権が交代すると、付加価値税の軽減税率（7％）が宿泊に適用されなくなる可能性もある。
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