自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は23日、アジアのトラック事業をDaimler Truck Asiaの下に統合すると発表した。シナジー効果を引き出すことが狙いで、傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTCB)と印Daimler India Commercial Vehicles Pvt. Ltd. (DICV)を製品開発、生産、調達分野で連携させる計画だ。
\三菱ふそうの昨年のトラック・バス販売台数は17万5,000台だった。DICVは昨年秋に生産を開始したばかり。Daimlerは両社の生産台数を2020年までに29万台以上に引き上げるとしている。
\三菱ふそうとDICVの提携は同日付でスタート。DICVのチェンナイ本社工場では三菱ふそうの5モデル(車両総重量9~16トンの中型トラック「FA」「FI」と同25~49トンの大型トラック「FJ」「FO」「FZ」)を生産し、アジアとアフリカの計15カ国に輸出する。三菱ふそうとDICVは合併せず、今後もDaimlerの独立した子会社として事業を展開する。
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