ドイツ鉄道(DB)は車両や施設への落書き対策として無人ヘリコプターを投入する計画だ。同社のセキュリティ担当者などへの取材をもとに『ビルト・アム・ゾンターク(日曜版ビルト)』紙が報じた。
\赤外線カメラ搭載の無人ヘリを利用した試験運用を近く開始する。同ヘリは電池を動力源としており、1回当たりの飛行時間は80分。高度150メートルから人の動きをとらえることができる。音が出ないため、犯人に気づかれにくい。
\個人情報保護規制の関係で、当面はDBの敷地内でのみ利用。撮影した映像やGPS測位情報は裁判証拠として活用する。
\落書きで同社が受けた被害は昨年、760万ユーロに上った。落書き件数は1万4,000件。
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