ドイツ連邦統計局が5月31日発表した2013年4月の国内小売売上指数は前年同月を名目で3.2%上回り、3カ月ぶりに増加した。イースター休暇が昨年の4月から今年は主に3月へと移動し、営業日数が2日増えたことが大きい。物価を加味した実質でも1.8%増加した。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目と物価調整値がともに0.4%落ち込んだ。
\前年同月比の実質変動率を部門別でみると、食料品店が1.1%減少したのに対し非食料品店は3.9%増加。特に通販(ネット通販を含む)は14.7%増とダントツの伸びを記録した。
\1~4月の小売売上は前年同期を名目で1.1%上回ったものの、物価調整値(実質)は0.2%低下した。食料品店が実質0.5%増となったのに対し、非食料品店は同0.9%減少。後退幅は特に繊維・衣料・靴・革製品店(4.3%)、家具・家電・DIY用品店(3.1%)で大きかった。通販は3.4%増加した。
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