ドイツ連邦統計局が10日発表した2013年4月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、3カ月連続で拡大した。国内が1.1%落ち込んだものの、ユーロ圏外が5.5%増加、ユーロ圏(ドイツを除く)も0.3%伸びた。
\部門別では機械の増加幅が最も大きく、7.3%に達した。ユーロ圏外が13.5%増えたほか、ユーロ圏と国内もそれぞれ5.4%、1.0%伸びた。このほか、金属製造・加工と金属製品が各2.1%、1.7%の幅で拡大した。
\自動車・自動車部品は減少幅が最も大きく、2.6%落ち込んだ。前月に9.5%増えたことの反動が出た格好。食料・飼料も1.0%減となり、3カ月連続で後退した。
\製造業売上は前年同月比では0.8%増(物価・営業日数調整値)となり、10カ月ぶりに拡大へと転じた。ユーロ圏外が10.3%増えて、全体が押し上げられた格好。国内とユーロ圏はそれぞれ2.5%、4.2%落ち込んだ。
\1~4月の製造業売上(物価・営業日数調整値)は前年同期を1.8%下回った。地域別の内訳は国内が3.5%減、ユーロ圏が4.6%減、ユーロ圏外が3.7%増だった。
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