高級車大手の独Porsche(シュツットガルト)は6日午前、ライプチヒ工場での車両生産を見合わせた。洪水の影響で車体の供給が間に合わなかったためだ。午後には生産を開始したものの、今後も部品供給が滞り生産計画が狂う恐れがある。
\同工場では4ドアセダン「Panamera」とSUV「Cayenne」を生産している。Cayenneの車体は親会社Volkswagen(VW)のブラチスラバ工場(スロバキア)で生産しライプチヒまで鉄道輸送しているが、洪水のしわ寄せで輸送に時間がかかっている。
\Panameraの車体はVWのハノーバー工場で生産しており、ライプチヒ工場に届いていた。だが、生産ラインをCayenneと共有している関係で製造できなかったという。
\ライプチヒ工場は3シフト体制で1日当り450台を生産している。同社は洪水に伴う生産遅延を、サプライチェーンの正常化後にシフト数を増やして取り戻す意向だ。
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