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2013/6/19

総合 - ドイツ経済ニュース

食料品が物価押し上げ

この記事の要約

連邦統計局は12日、2013年5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、前年同月比の物価上昇率は1.5%で、エネルギーを除いたベースでは1.7%に上った。\ エネルギーでは電力の価格が12.4%上昇したものの、 […]

連邦統計局は12日、2013年5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、前年同月比の物価上昇率は1.5%で、エネルギーを除いたベースでは1.7%に上った。

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エネルギーでは電力の価格が12.4%上昇したものの、自動車燃料と灯油はそれぞれ3.7%、5.9%下落し、インフレ率の押し下げ要因となった。

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食料品は上げ幅が大きく、5.4%上昇した。特に野菜(上昇率12.1%)、果物(同9.2%)、食用油脂(9.7%)が高くなっている。

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物品全体では1.9%上がった。非耐久消費財が2.5%上昇して全体を押し上げた格好。半耐久消費財は同1.5%で、衣料品も1.0%高くなった。耐久消費財は0.5%下落、情報機器と娯楽家電はそれぞれ9.4%、6.1%下がった。

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サービスは1.4%上昇した。上げ幅が大きかったのは宝くじで、21.1%高くなっている。このほか、スポーツ・余暇(4.2%)と鉄道チケット(3.0%)も大きく上がった。

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前月比の物価上昇率は0.4%だった。主な押し上げ要因は宝くじ(21.1%)、パックツアー(8.0%)、食料品(1.0%)。エネルギーは0.4%低下した。

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