欧州航空機大手のAirbusは14日、次世代中型旅客機「A350」の初試験飛行を行った。「A350」はBoeingの最新鋭機「787」の競合機。開発が最終段階に入り、市場投入が近づいてきたことで、両社の受注競争が激しくなりそうだ。
\試験飛行はAirbus本社がある仏南部トゥールーズで行われ、約4時間にわたる飛行を終えて無事着陸した。
\A350は軽量化に向けて最新の炭素繊維を採用した機種。同社によると、燃料消費量は2011年9月に投入された787を6%下回る。
\Airbusは今後、約2,500時間の試験飛行を行って最終調整を行う方針。順調に行けば2014年末に1号機を引き渡す予定だ。これまでに計613機を受注している。
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