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2013/7/3

総合 - ドイツ経済ニュース

独消費者景況感、07年9月以来の高水準に

この記事の要約

市場調査大手のGfKが6月26日発表したドイツ消費者景況感指数の7月向け予測値は前月の6.5(確定値)から6.8へと上昇し、2007年9月以来の高水準に達した。雇用の安定と収入の増加を背景に所得の見通しに関する6月の指数 […]

市場調査大手のGfKが6月26日発表したドイツ消費者景況感指数の7月向け予測値は前月の6.5(確定値)から6.8へと上昇し、2007年9月以来の高水準に達した。雇用の安定と収入の増加を背景に所得の見通しに関する6月の指数(7月向け予測値の算出基準の1つ)が5月の33.9から36.2へと2.3ポイント上昇、景気の見通しに関する指数も同マイナス0.2からプラス1.1へと1.3ポイント上昇し、節目となるゼロを3カ月ぶりに上回った。高額商品の購入意欲に関する指数は37.7から36.5へと1.2ポイント落ち込んだものの、依然として高水準を保っている。

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GfKは外需と企業投資が低調なことを指摘したうえで、「個人消費が過去数カ月間、低迷していたら、ドイツは景気後退局面に陥っていた」との見方を示した。個人消費が今年は実質1%程度、拡大すると予想している。

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