自動車部品大手の独Hella(リップシュタット)は6月26日の決算発表で、事業のグローバル化を今後も推し進める意向を表明した。欧州市場の低迷が長期化する様相を示しているためで、合弁事業を通して築き上げたネットワークを拡充していく。
\2013年5月通期の営業利益(EBIT)は2億8,000万ユーロで、前期から19%減少した。グローバル化戦略を受けて投資額を前期の3億1,000万ユーロから4億3,000万ユーロに拡大したことが響いた格好。売上高は約4%増の50億ユーロとなり、過去最高を更新した。アジアと北米では増収率が20%に達した。売り上げに占める欧州域外の割合は47%に上る。
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