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2013/7/10

総合 - ドイツ経済ニュース

独製造業受注2カ月連続で減少、5月-1.3%に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が5日発表した2013年5月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比1.3%減となり、2カ月連続で後退した。大型受注が少なかったほか、国内とユーロ圏で企業が設備投資を控えていることな […]

ドイツ連邦経済省が5日発表した2013年5月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比1.3%減となり、2カ月連続で後退した。大型受注が少なかったほか、国内とユーロ圏で企業が設備投資を控えていることなどが響いた。

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国内受注は2.0%減少した。国外はユーロ圏外が1.1%増えたものの、ユーロ圏が3.9%落ち込み、全体で0.7%後退した。

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減少幅が最も大きかったのは消費財で3.1%縮小した。ユーロ圏が5.7%、国内が2.8%、ユーロ圏外が0.9%の幅でそれぞれ落ち込んでいる。

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投資財は1.8%減。ユーロ圏外は2.4%伸びたものの、ユーロ圏と国内が各7.2%減、4.1%減と大きく後退した。

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中間財は0.1%縮小した。ユーロ圏外が1.9%落ち込んだことが響いた格好で、国内とユーロ圏はそれぞれ0.4%、0.7%増加した。

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特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、4~5月は前の期の2~3月を1.6%下回った。国内が3.2%、ユーロ圏が3.3%の幅で減少。ユーロ圏外が1.3%増えたものの相殺できなかった。部門別では投資財が3.0%減、中間財が0.7%減、消費財が4.7%増だった。

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