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2013/7/17

総合 - ドイツ経済ニュース

6月インフレ率、エネルギーと食品除くと1.3%に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は10日、2013年6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、前年同月比の物価上昇率は1.8%で2カ月連続で拡大したものの、価格変動が激しいエネルギーと食料品を除いたベースでは1.3%にとどまっ […]

ドイツ連邦統計局は10日、2013年6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、前年同月比の物価上昇率は1.8%で2カ月連続で拡大したものの、価格変動が激しいエネルギーと食料品を除いたベースでは1.3%にとどまった。

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エネルギー価格は3.0%上昇した。再生可能エネルギー電力の買い取りに伴う消費者負担が1月から大幅に引き上げられた影響で電力料金が12.0%上昇したことが影響。天然ガスの上げ幅は1.6%にとどまり、自動車燃料は0.8%下落した。

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食料品は5.4%上昇した。食用油脂(上げ幅13.0%)と野菜(同10.4%)、果物(9.2%)が特に高くなっており、じゃがいもとバターの値上がり幅はそれぞれ35.2%、27.1%に達した。

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食料品高騰の影響で非耐久消費財の価格は3.0%上がった。半耐久消費財はプラス1.8%。耐久消費財はマイナス0.7%で、娯楽家電と情報機器は下げ幅が各5.0%、11.7%に上った。

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前月比の物価変動率はプラス0.1%だった。

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