ケーブルメーカーの独Lapp(シュツットガルト)は16日、同社初のブラジル工場を建設すると発表した。同国の輸入関税導入を受けた措置で、販売価格が膨らまないようにする狙い。年末にも生産を開始する計画だ。
\1,800万ユーロを投じてブラジル北東部のカマサリ(バイーア州)に工場を設置。機械、設備、鉱山、石油化学産業向けの製品を製造する。床面積は当初が5,000平方メートルで、2年以内に最大1万平方メートルへと拡大する。従業員数も当初の80人から最終的に180人へと増やしていく。
\Lappは2002年、サンパウロに事務所を開設しブラジル進出を果たした。現在は販売事業も展開しており、従業員数は29人に上る。現地法人Cabos Lapp Brasilの2013年9月期の売上高は約700万ユーロの見通し。現地生産の開始後は同4,000万ユーロに拡大するとみている。
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