白物家電大手の独BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH(ミュンヘン)が中国事業を拡大している。現地法人のローラント・ゲルケ社長への取材をもとに17日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\BSHの2012年売上高は前年比1.5%増の98億ユーロだった。中国は同6%増の12億ユーロで、全体の12%を占める。ゲルケ社長によると、同国売上は今後2~3年で現在最大のドイツを抜く見通しだ。
\中国の白物家電市場規模は小売価格ベースで160億ユーロ(1,300億人民元)に上る。最大手はハイアールで、その約3分の1を占める。2位は美的グループ(シェア約12%)で、BSH(8.5%)は3位につける。4位はパナソニック(4%)。
\ゲルケ社長は中国で今後、都市化が一段と進むことが追い風になるとみている。BSHは都市部で強いためで、上海市、北京市、広東省ではすでに市場2位を獲得しているという。
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