化学大手の蘭Akzo Nobel(アムステルダム)は18日の決算発表で、2013年通期のコスト削減目標を従来の2億500万ユーロから3億2,500万ユーロへと引き上げた。市場の低迷が長期化すると予想しているため。同社は11年に開始したコスト削減プログラムで、14年から年間コストを5億ユーロ圧縮する計画だ。
\13年4-6月期(第2四半期)の売上高は前年同期比4%減の38億6,500万ユーロに縮小、営業利益も17%減の3億2,200万ユーロへと落ち込んだ。
\最終利益は96%増の4億2,900万ユーロと大きく拡大した。税効果と事業売却が反映されたため。
\13年通期の営業利益については最大でも前期水準にとどまるとの見通しを示した。コスト削減目標の引き上げと需要の低迷が響くためとしている。
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